過去データで見るイラク戦。日本が圧倒も「開催地イラン」に落とし穴 (2ページ目)

  • 宝田雅樹/National Football Teams-Results●文&データ
  • text&data by Takarada Masaki/National Football Teams-Results

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 さらに、今回は中立地開催となるが、W杯予選における日本の「中立地開催」での成績はすこぶるいい。最近10試合では、9勝1分けと無敗。カタールのドーハで行なわれた1994年W杯最終予選で、イランに1-2と敗れたのを最後に、W杯予選の中立地開催では20年以上黒星を喫していない。しかも、現在は7連勝中だ。

 過去、W杯予選における中立地開催試合は、日本にとって思い出深い試合が多い。「ドーハの悲劇」と呼ばれる、1994年W杯最終予選のイラク戦。2-1でリードのロスタイムに痛恨の失点を喫して、目前に迫っていた初のW杯出場を逃した。

「ジョホールバルの歓喜」と言われる、1998年W杯アジア第3代表決定戦のイラン戦。岡野雅行の劇的なゴールで、初のW杯出場を決めた。

 そして、バンコクで行なわれた2006年W杯最終予選の北朝鮮戦。無観客試合という異様な雰囲気の中、柳沢敦と大黒将志がゴールを挙げ、3大会連続のW杯出場を決めた。

 今回は、イラクとの一戦で勝利を収め、6大会連続のW杯出場に王手をかけたいところだ。

【W杯予選中立地開催による、日本の過去10戦の戦績】
1994年W杯予選=日本3○0北朝鮮(カタール)
1994年W杯予選=日本1○0韓国(カタール)
1994年W杯予選=日本2△2イラク(カタール)
1998年W杯予選=日本10○0マカオ(オマーン)
1998年W杯予選=日本6○0ネパール(オマーン)
1998年W杯予選=日本3○2イラン(マレーシア)
2006年W杯予選=日本2○0北朝鮮(タイ)
2014年W杯予選=日本1○0イラク(カタール)
2018年W杯予選=日本6○0アフガニスタン(イラン)
2018年W杯予選=日本3○0シリア(オマーン)

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