ドイツでMOM、原口元気の本音。代表でも「もっと前で勝負したい」 (3ページ目)

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko 藤田真郷●写真 photo by Fujita Masato

 それは現在召集されている日本代表でも同様だ。

「今年は点を取って、前で使ってもらえるようになるというのが目標。点を取っていれば、必ず前で使ってくれると思うので。去年はあんな数字(リーグ戦2得点、ドイツ杯1得点)だったので、ハリルさんが僕の適性を考えていろいろポジションをいじってくれたりしたんですけど、数字で示せたら前で使ってもらえることもあるだろうし。できれば前で勝負したいです」

 中盤ではなく、攻撃の選手としての仕事をしたい。そんな原口自身が望む役割に近いのは、むしろクラブより代表のほうかもしれない。

「(代表では)よりダイレクトにゴールに近いところでのチャンスメイク、仕留めるような動きが必要になってくる。それは僕の今の課題でもあるし、そういうのを本番で出せたら一番自信になると思う。よりゴールへの意識を出していけたら、ゴールが近づくんじゃないかなと思う。結果を出したいですよね。それしかポジションを奪っていく道はないと思うし、結果を求めてやりたいです」

 6日のタイ戦を含めて、代表では今後もボランチで途中出場という使われ方をする可能性が高い。その中で前線の望むポジションで定着するにはどのようなプレーでアピールする必要があるのか。自問自答をしながら、原口はアジア最終予選に臨んでいる。

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