こんな上司はイヤだ。言い訳ばかりの
ハリル監督に見る日本の弱体化 (3ページ目)
また、「こういうゲームでは監督を批判してください」と言いながら、責任を選手に転嫁するかのような発言を連発する、指揮官の姿勢にも違和感を覚えた。
曰く、「何人かは自分が要求するプレーができなかった。なぜ、この選手を選んでしまったのか。それ以外にいい選手がいなかったからだ」。「何人かはフィジカル的に能力の限界がきている」。「分母が広がっていないから、選手を選ぶのは大変だ」。
聞けば、アジア最終予選がホームアンドアウェー方式となった1998年フランス大会以降、最終予選初戦で敗れ、W杯に出場できた国はひとつもないという。
それはジンクスとか、ゲン担ぎといった類の偶然ではなく、それほどまでに初戦の負けはダメージが尾を引き、チームの歯車を徐々に狂わせるからではないのだろうか。
この試合を見る限り、日本だけは例外だとはとてもではないが、言い切れない。予兆らしきものは見え隠れしている。
次戦はわずか中4日で迎える、アウェーのタイ戦。かかるプレッシャーは、初戦の前とは比較にならないほど大きくなった。
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