2015.06.06

【なでしこ】W杯2連覇へ。最大のカギは初戦スイス戦の入り方

  • 早草紀子●取材・文・写真 text&photo by Hayakusa Noriko

 いよいよワールドカップの開幕が目前に迫ってきた。初めて世界の頂点に立ち、”なでしこジャパン”の名を日本のみならず世界中に知らしめたあのドイツ大会から4年。再びなでしこたちがあの大舞台に戻ってくる。

カナダ入り後は非公開練習が続いているなでしこジャパン ドイツワールドカップ優勝から1年後の、ロンドンオリンピックでは銀メダル。女子サッカー界では、オリンピックを一区切りとするため、世界各国で指導者や選手の入れ替わりがあった。

 注目された日本の動向は――佐々木則夫監督続投。2008年の就任から、日本女子サッカー界初の長期体制で臨むことになった。無論、選手選考はゼロからのスタート。これまで佐々木監督はユース年代の指導にあたっていたこともあり、次期なでしこジャパン候補が集う、なでしこチャレンジプロジェクトなどをはじめ、国際大会でもベテラン勢を招集せず、多くの若手選手がアピールのチャンスを与えられた。

 そして流れた月日は2年。昨年10月、ベスト布陣で臨んだカナダ遠征のメンバーはドイツワールドカップ・ロンドンオリンピック経験者が多くを占めた。そして、それはカナダでワールドカップ連覇を目指すメンバーへとつながっていった。

 “変わり映えのないメンバー”――そう捉えられることも多いが、それは少し違う。確かに顔ぶれこそ4年前と変わらないかもしれないが、ここ数年は海外へ挑戦の場を広げたり、国内組もそれぞれに個を伸ばしてきた。