2014.09.09

明らかになってきたアギーレ監督が目指すスタイル

  • 浅田真樹●取材・文 text by Asada Masaki 高橋学●撮影 photo by Takahashi Manabu

 ハビエル・アギーレ監督を迎えた新生・日本代表がスタートし、8日が経過した。新監督が目指すサッカーの全貌を知るにはまだまだ時間が短すぎるが、それでも練習や試合をこなすごとに、その一端が少しずつ見え始めている。

ウルグアイ戦は0-2で敗戦。ベネズエラ戦での戦い方に注目が集まるアギーレ監督 なかでも9月7日に行なわれたトレーニングは、まさにそれを知る絶好の機会となった。これまでの練習(あくまでメディアに公開された範囲でしかないが)は基礎技術的なメニューが中心だったのだが、この日は戦術的なものが多く含まれていたからだ。

 攻撃でいえば、DFラインからどうボールを動かし、ゴールへ向かうのか。守備で言えば、ボール保持者にどうプレスをかけ、周りの選手はどう連動するのか、といったことの徹底である。

 DF吉田麻也によれば、「ビルドアップは正確に、自分たちがボールを保持しながら攻撃していくことと、相手のカウンターを未然に防ぐこと」は、これまでの非公開練習でも強調されてきたことのようだ。

 この日の練習中、指揮官が盛んに口にしていたのは「テンポを上げろ」という言葉。ボールを止めずにどんどん動かし、相手ディフェンスがスライドし切れないスキを突いて、縦にスピードアップする。そんなイメージだ。