2013.10.07

【U-16】若きなでしこが成長中。新チームで掴んだアジアチャンピオン

  • 早草紀子●文・写真 text&photo by Hayakusa Noriko

試合後は喜びを爆発させ笑顔がはじけた AFC U-16女子選手権決勝で日本は北朝鮮と激突。PK戦にもつれる大混戦を制し、大会2連覇を達成した。

 中国・南京で行なわれた決勝は、これまでの好天と打って変わって雨中決戦となった。

 フィジカルを生かした当たりの強さとスピードに定評のある北朝鮮。日本は多彩な攻撃と前線からのプレスで対抗しようとした。しかし、水分をたっぷり含んだピッチと、北朝鮮のハイプレッシャーに苦しみ、前半はにらみ合いのスコアレス。後半18分、代わって入ったFW児野楓香が立て続けにシュートを打つと、そのこぼれ球をMF三浦成美が押し込み、待望の先制点を掴んだ日本だったが、その8分後に同点弾を浴び、試合は振り出しに。一進一退のまま、PK戦へと突入した。

 PK戦は時の運。それでも互いに一歩も譲らない。日本は6人目まですべて決めていた。そして北朝鮮の6人目。「自分の思った方に飛びました」というGK松本真未子がセーブし、その瞬間日本の優勝が決まった。

 苦しい戦いとなった裏には、大会の組み分けも大きく影響した。グループリーグのグアムとの初戦は19-0、続くイランとの第2戦も9-0と圧倒的な強さで決勝トーナメントに勝ち進んだ。近年力をつけてきているタイが準決勝に初進出してくるも、日本の敵ではなかった。ピンチらしいピンチもなく6-0で快勝した。