【なでしこ】大滝麻未も所属。
来日した欧州女王・リヨンの恵まれた環境
昨シーズンの女子チャンピオンズリーグで優勝し、2連覇を達成したリヨン 女子サッカー界において、現在世界最強と言われるクラブ、それが欧州チャンピオンズリーグ(CL)で2連覇を達成し、圧倒的強さで勝ち続けているフランスのリヨンだ。その欧州女王が、11月22日に開幕する「国際クラブ選手権2012」(※)に参戦するために来日した。
※プレナスなでしこリーグ今季優勝のINAC神戸レオネッサ、リーグカップを制した日テレ・ベレーザ、フランス女子リーグ6連覇中のオリンピック・リヨン、オーストラリアWリーグの覇者キャンベラ・ユナイテッドFCの4チームが出場
リヨンはフランスリーグで今季も好調。現在9勝0敗で首位を快走し、53得点2失点と、その攻撃力は驚異的で、力は群を抜いている。CLでも順当に勝ち上がり、3連覇も十分射程圏内にある。先日の女子CL決勝トーナメントもそうだったが(リヨンが2-0で勝利)、得点パターンが多彩で、どこからでもゴールを決められるチームだ。
所属選手には、各国代表選手がずらりと並ぶ。「女ジダン」の異名を持つMFルイザ・ネシブは、ロンドン五輪でなでしこジャパンと対戦したフランス代表の中心選手。練習のときからオーラがあって貫祿十分のネシブは、チームの中では小さく見えるが、これはチームの平均身長が高いだけで、164cmとけっして小柄ではない。
キャプテンは左SBのソニア・ボンパストール。セットプレイのキッカーを務めることもあるレフティで、チームメイトからの信頼も厚い。またDFラインには、7月の日本との親善試合で強烈なヘディングシュートを決めたフランス代表の長身CBウェンディ・ルナールもいる。
前線ではスウェーデン代表の「女イブラヒモビッチ」FWロッタ・シェリンが躍動し、サイドアタッカーのフランス代表エロディ・トミスがそのスピードで相手チームを混乱に陥れる。
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