2012.11.16

【日本代表】次なるステージへ。
世界と戦うために長谷部が追求する「確固たる自信」

  • 浅田真樹●取材・文 text by Asada Masaki
  • photo by Fujita Masato

W杯最終予選の首位を独走する日本代表。だが目標は予選突破ではなく、本大会での好成績だ ワールドカップに出られるかどうかでハラハラドキドキしていたのが、もはや遠い昔の話のようだ。

 過去2大会、日本は楽々とアジア予選を突破してワールドカップに出場しているのだから、今さら言うまでもないことだが、それにしても今の日本の独走ぶりは圧倒的である。

 日本はワールドカップアジア最終予選の5戦目となるオマーン戦(マスカット)に2-1で勝ち、勝ち点を13まで伸ばした。勝ち点5で追いかける2位オーストラリア、3位オマーンとの差はさらに広がり(オーストラリアは今節試合なし)、来年3月にアウェーで行なわれるヨルダン戦に勝てば、2試合を残して早くも本大会出場が決まる状況となった。

 内容的に言えば、オマーン戦は満足できる試合ではなかった。

 試合序盤からボールポゼッションでは上回るものの、ゴールに迫ることができない。攻めているわりには、チャンスを作り出せていなかった。その理由について、ザッケローニ監督が語る。

「ひとつは気候。暑いなかでの戦いが(日本選手の)動きを制限した。もうひとつは、オマーンがいいバランスで選手をピッチに配置してきたことだ」

 そして、指揮官は「相手がスペースをかなり限定してきたのに対し、大きな動きで打開していくのがいつものやり方だが、暑さのせいでうまくいかなかった」と続けた。

 キャプテンの長谷部誠もまた、「もう少し自分たちが(パスを)つないで、厚みのある攻撃ができたはずだと思う」と、攻撃が単発に終わっていたことを認めている。