【日本代表】初の中東アウェー。ザッケローニ監督と選手の間にある意外な温度差

  • 浅田真樹●取材・文 text by Asada Masaki
  • photo by Getty Images

日本代表監督に就任して初となる中東の地での試合に臨むザッケローニ監督日本代表監督に就任して初となる中東の地での試合に臨むザッケローニ監督
 ブラジル行きをかけたワールドカップ最終予選は、11月14日に行なわれるオマーン戦(マスカット)から後半戦に入る。

 現在のところ、全8試合のうち4試合を終えて、日本は勝ち点10でトップ。これを勝ち点5のオーストラリアとオマーンが追いかける状況となっている(得失点差でオーストラリアが2位、オマーンが3位)。

 好調の前半戦同様、後半戦も白星でスタートしたい日本だが、前半戦と決定的に違うのは、アウェーゲームであること。しかも、日本とまったく違う気候の中東で戦わなければならないことだ。ザッケローニ監督は語る。

「これが私にとって、初めてのワールドカップ予選。暑い時間の試合(現地時間15時30分開始)がどういうものになるのか分からない」

 そして、イタリア人指揮官は、「それはオマーンにも言えることだ」としたうえで、こう続けた。

「気候、気温が、この試合の唯一の不安。オーストラリアもヨルダンも、ここでは勝っていない」

 灼熱のイメージがある中東といえども、冬はある。これから12、1月に向けて気温は下がるし、場合によってはかなり寒くもなる。

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