2012.07.21

【ヤングなでしこ】期待の攻撃的ボランチ、猶本光。
「この壁を乗り越えたいです」

  • photo by Fujita Masato

U-20女子代表で中盤の舵取り役として活躍する猶本光
「素顔の撫子」vol.21

 2012年はU-20女子ワールドカップが日本で開催される。8月18日から開幕するこの世界大会に、もちろん「ヤングなでしこ」が出場。現在そのU-20女子日本代表チームのボランチとして活躍しているのが猶本光だ。

 U-16、U-17、U-19、U-20と各年代代表に選ばれ続けている才能あふれる攻撃的ボランチは、2010年のU-17女子ワールドカップでは全6試合に出場。決勝戦でのミドルシュートを含む2ゴールを挙げ、日本の準優勝に貢献した。

 広い視野と的確な判断力を生かし、積極的に攻め上がるプレイが魅力で、守備では素早く相手の攻撃の芽を摘む危機察知能力も高い。2012年2月のなでしこジャパン和歌山合宿では、トップチームでもテストされるなど、なでしこジャパンの佐々木則夫監督もその才能に注目している。日本女子サッカー期待の18歳は、今、何を目標にしているのだろうか。

――今年、福岡アンクラスから浦和レッズレディースに移籍しましたが、ここまでシーズンを振り返ってどんな変化がありましたか?
「最初はスタメンだったのですが、今はサブになって、メンバー外ということもあり、なかなかうまくいっていないというか......。客観的に見たら、調子が下がっている感じだと思いますけど、自分としては今まで感覚でやっていたものが通用しないということが分かったので、今はちょうど壁にぶつかっているところです。でも、これを求めてここ(浦和)に来たというか、こうなることも覚悟して移籍してきたので。正直、今は苦しいですけど、これを乗り越えたら成長できると思っています」

――浦和レッズはどんな雰囲気ですか?
「アンクラスの時と同じようにフレンドリーな感じです。関東の人は冷たいのかな?っていう九州育ちの私の先入観というか、それがちょっと心配だったんですけど、まったくそんなことはなかったです。矢野さんとか先輩たちも、冗談を言って盛り上げてくれますし(笑)。(福岡の)方言ですか? まだ出ますね。敬語だと出ないんですけど(笑)」