2012.07.19

【五輪代表】コアメンバーの連係という「宿題」を先送りしたベラルーシ戦

  • 栗原正夫●文 text by Kurihara Masao
  • photo by GettyImages

ニュージーランド戦に続いてゴールを決めた杉本 ロンドン五輪の初戦を8日後に控えたU‐23日本代表は、イギリス・ノッティンガムで、同じく五輪に出場するベラルーシに1-0で勝利を収めた。

 81分に決勝弾を決めたのは、先のニュージーランドとの壮行試合に続き、2戦連発となる杉本健勇。試合が膠着したなか、後半から入った切り札ともいえるストライカーが結果を出したことは、ひとつの成果といえるだろう。

 また、オーバーエイジのひとりで、この一戦を前にキャプテンに任命されたCBの吉田麻也が右ひざの故障から40日ぶりに公式戦に復帰したこと、本番前の一戦でケガ人が誰一人出なかったこと、五輪出場権を決めた3月のバーレーン戦以来、5試合ぶりに無失点で終えたこと、さらにこの日ベンチに入った22人のうち、GKの安藤駿介を除く21人がピッチに立ったことなどは収穫として挙げられるかもしれない。

 ただ、五輪本番はもう目の前。事前のテストマッチはあと1試合しかないことを考えると、こんな悠長なことでいいのかというのが正直な感想だ。

 ニュージーランド戦からスタメンの変更点は3つ。CBには山村和也に代わり前出の吉田が入り、左SBとトップ下には徳永悠平と東慶悟に代わり、合流が遅れていた酒井高徳と宇佐美貴史が入った。おそらく本番のメンバーもこれに近い形になることだろう。

 内容に関していえば、多くの選手が「相手が相手だったから……」と振り返ったように、まず後方で守備を固め、そこからのカウンターもバリエーションに乏しく、元気のなかったベラルーシが相手だったことを割り引く必要がある。

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