【プロ野球】「0.00001%でも可能性がある限り」 石川雅規はあがき続ける 19歳の新人左腕ふたりが見つめたプロ25年目の背中 (4ページ目)
一方の小宮は、入団時の身長180センチ、体重70キロから大きく変貌した。
「体重は16キロ増えて、筋量も10キロくらい上がりました。久しぶりに会った人から『誰?』と言われるくらいです。毎日、僕を見ていた親ですら『誰?』って(笑)。それが出力アップにもつながったと思います。最速は149キロで、高校時代から10キロ近く上がりました。今は自分の体にも慣れてきたので、ここからは増やしすぎず、減らしすぎずで頑張りたい」
ここまで3試合、3イニングに登板し、うれしい初勝利も手にした。
ふたりはチームでたったふたりの同級生であり、よきライバルでもある。
「支配下と育成の違いはありますけど、二軍は二軍なので、同じ場所にいると思っています。いいライバルというか、小宮も近いうちに支配下になってくると思うので、自分もどんどんうまくなっていきたい。同じ左腕ではあるんですけど、将来はチームの二枚看板と呼ばれるような活躍ができたらいいなと思っています」(鈴木)
「蓮吾をライバルとして見ていますが、同級生ですし、双子の弟みたいな感じです(笑)。将来は『このふたりのローテなら勝てる』と言ってもらえるようになれたらと。そのためには、来年の夏までに支配下登録になれたらいいと思っています。もちろん、理想どおりにいかないことも多いですが、そこは追い求めたいです」(小宮)
【一軍に上がってチームの力に】
8月4日、チームは遠征に出て、戸田球場ではホセ・オスナやレアンドロ・セデーニョら残留組が、それぞれの課題と向き合いながら汗を流していた。
練習を終えた石川は、山田哲人のフリー打撃をしばらく眺めていた。ともに長くチームを支えてきたふたりだが、今季は開幕から戸田で調整する時間が長くなっている。
「哲人も、すごく苦しくて悔しい時間を過ごしていると思います。いろんな状況を含めて、なかなか一軍に上がれない。そのなかで一日一日、前を向いてやっている哲人を見ると、僕自身、まだまだやらなきゃと思います。シーズンも残り少ないですけど、哲人も一軍に上がって、僕も一軍に上がって、チームの力になりたい。その思いは哲人も一緒だと思っています」
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