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【プロ野球】高木豊が挙げた「三つ巴」セ・リーグのキーマン 髙橋遥人の異次元な投球と "復活のエース"について語った (2ページ目)

  • 浜田哲男●取材・文 text by Hamada Tetsuo

【阪神の髙橋は「次元が違う」】

――ピッチャーはいかがですか?

高木 先発ピッチャー陣が苦しかった巨人は、戸郷翔征(交流戦で2勝0敗、防御率0.53)と井上温大(同2勝1敗、防御率2.29)が安定してきましたね。あと、阪神の村上頌樹(2勝1敗、防御率1.77)や、ヤクルトの山野太一(同1勝1敗、防御率3.05)もよかった。山野は数字がついてきませんでしたが、勝ちがつかなかった試合でも完投したり、リリーフを休ませてチームを助けていました。

 ただ、一番よかったのはやはり阪神の髙橋遥人(同3勝0敗、防御率1.29)でしょう。リーグ戦と同じように、交流戦でも安定感抜群で3勝を挙げましたから。

――髙橋投手のピッチングのよさはどこにあるでしょうか。

高木 髙橋は何よりも、球持ちがいいですね。リリースポイントがホームベースに近いので、バッターは球速以上の速さを感じているはずです。あとは、コントロールもキレもほかのピッチャーとは次元が違います。攻略するのは相当難しいと思いますよ。

――昨シーズンはオフに受けた手術の影響もあったように見えましたが、今シーズンはいいコンディションを維持できていますね。

高木 度重なる手術を経てきたので、登板間隔を空けてあげないといけない時もあるでしょう。そのあたりは頃合いを見なければいけませんし、首脳陣が神経を使うピッチャーではあることは確かです。120球以上投げた試合後などに、意図的に登録抹消することもありますしね。ただ、そういった運用がうまくいっていますし、コンディションさえキープできれば後半戦も力を発揮してくれるピッチャーです。

――髙橋投手は4度の完封勝利を含む9勝(0敗/6月22日時点)挙げていますが、バッテリーを組むことが多い伏見寅威選手の存在も大きいでしょうか。

高木 オリックスや日本ハムにいた頃からそうでしたが、伏見はインサイドワークがうまいです。髙橋はクロスファイア(左投手の髙橋からすると、プレートの一塁側を踏み、右打者の内角へ投げ込む真っすぐ)を得意にしているので、インサイドをうまく使う伏見との相性は抜群です。コントロールがよくてベース板を広く使えるので、バッテリーを組んでいてすごく楽しさを感じているんじゃないですかね。

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