【プロ野球】高木豊がつける外国人選手の通信簿・パ・リーグ編 混戦模様のなかで各チームの核となりそうな助っ人は? (3ページ目)
◆日本ハム【野手〇/投手×】
「フランミル・レイエスは、ホームランの数がまだ少ないですが、意図的に逆方向へ打ったり、引っ張ってみたり、いろいろ工夫しています。昨年と同じく、梅雨時期あたりからさらに状態を上げていくような気がします。
ロドルフォ・カストロは出番を増やしていますが、バッティングは悪くないです。奈良間大己らとの競争は大変だと思いますが、ホームランも出てきていますし、ある程度は活躍してくれそうな期待感があります。
アリエル・マルティネスはWBCに出場していた影響もあってファームで調整していましたが、ファームでは打ちまくっていました。真面目さが評価できますし、まだ打席数は少ないですが、長いシーズンで彼の勝負強さが必要になる時は必ずやってきます。
古林睿煬(グーリン ルェヤン)は当初は抑えとして準備していましたが、ダメだから先発ということですよね。抑えが性格的に合わないような気もします。先発としてもう少し見てから評価するほうがいいのかな、という意味で△です」
<評価対象となった助っ人の成績>
(野)レイエス 32試合 打率.308 3本塁打 14打点 出塁率.359 OPS.800
(野)マルティネス 9試合 打率.056 0本塁打 0打点 出塁率.150 OPS.206
(New/野)カストロ 16試合 打率.239 5本塁打 10打点 出塁率.357 OPS.944
(New/野)リン 現時点で一軍での出場なし
(投)古林睿煬(グーリン ルェヤン) 6試合 0勝1敗 1ホールド0セーブ 防御率5.40
(投)孫易磊(スン イーレイ) 現時点で一軍での出場なし
(New/投)ラオ 現時点で一軍での出場なし
◆ロッテ【野手△/投手△】
「ネフタリ・ソトは、今年からキャプテンになって責任を感じているのかわかりませんが、かつてのホームラン王に一発がなかなか出ないのは寂しいです。グレゴリー・ポランコはスタメンで使われないことも多いですが、それだけの信頼がない、とも言えます。ふたりの共通点として、足が遅すぎるので"渋滞"を起こしてしまうんです。とはいえ、長打に関してはふたりに頼らざるを得ませんし、状態を上げていくことを期待しています。
アンドレ・ジャクソンはコントロールがよくないです。DeNA時代も課題はコントロールでしたが、徐々に改善の兆しがあったんです。ただ、新しいチームで力んでいるのか、制球の悪さが気になります。本拠地のZOZOマリンスタジアムの風の強さがコントロールを悪化させていなければいいんですけどね。ただ、日本である程度の実績があるピッチャーですし、大黒柱の種市篤暉が離脱してしまいましたから、ジャクソンにかかる期待は大きいでしょう。
中継ぎのサム・ロングはオーソドックスなタイプですね。球は速くないのですが、カットボールを混ぜながら打たせて取る印象です。球が暴れることがないですし、使い勝手のよさそうなピッチャーだと思います」
<評価対象となった助っ人の成績>
(野)ソト 30試合 打率.237 2本塁打 6打点 出塁率.295 OPS.635
(野)ポランコ 29試合 打率.241 2本塁打 9打点 出塁率.279 OPS.659
(投)ジャクソン 6試合 2勝3敗 防御率4.50 QS率16.7
(New/投)ロング 13試合 0勝1敗 7ホールド0セーブ 防御率1.42
(New/投)カスティーヨ 現時点で一軍での出場なし
著者プロフィール
浜田哲男 (はまだ・てつお)
千葉県出身。専修大学を卒業後、広告業界でのマーケティングプランナー・ライター業を経て独立。『ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)』の取材をはじめ、複数のスポーツ・エンタメ系メディアで企画・編集・執筆に携わる。『Sportiva(スポルティーバ)』で「野球人生を変えた名将の言動」を連載中。『カレーの世界史』(SBビジュアル新書)など幅広いジャンルでの編集協力も多数。
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