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【プロ野球】高木豊がつける外国人選手の通信簿・パ・リーグ編 混戦模様のなかで各チームの核となりそうな助っ人は? (2ページ目)

  • 浜田哲男●取材・文 text by Tetsuo Hamada

◆西武【野手〇/投手×】

「アレクサンダー・カナリオは日本の野球に慣れてきたこともあってか、徐々にバッティングの状態がよくなってきました。それと、足が速い。パワーがあることはわかっていましたが、あれだけの脚力を持っているとは思いませんでした。あとはホームランですね。

 林安可(リン アンコー)はサヨナラホームランを打っていますが、パンチ力がありそうな体をしていますし、勝負強さも感じます。今は低打率ですが、日本のピッチャーに慣れれば自然と上がっていくと思いますし、ホームランも増えるでしょう。期待を込めて〇です。タイラー・ネビンは昇格後に打ちまくっていますが、もう少し様子を見たいですね」

<評価対象となった助っ人の成績>

(New/野)カナリオ 31試合 打率.243 1本塁打 13打点 出塁率.308 OPS.663

(New/野)林安可(リン アンコー) 30試合 打率.208 2本塁打 8打点 出塁率.266 OPS.613

(野)ネビン 6試合 打率.478 3本塁打 7打点 出塁率.500 OPS.1.500

(投)E・ラミレス 4試合 1勝1敗 0ホールド0セーブ 防御率4.50

(New/投)ワイナンス 現時点で一軍での出場なし

(投)ボー・タカハシ 現時点で一軍での出場なし

(投)ウィンゲンター 現時点で一軍での出場なし

◆楽天【野手×/投手△】

「ルーク・ボイトは×です。ホームランの打ち方を忘れてしまったんじゃないか、という印象で、打席での期待感がないです。新加入のカーソン・マッカスカーも期待された長打が出ませんし、現状は厳しいです。

 ふたりがファームにいた時期は、チームの調子がよかったんですよ。三木肇監督はランナーを動かす野球が特長なのですが、ふたりがいるとなかなかサインが出せずに打線が機能しなくなってしまう。なので、ボイトにしろマッカスカーにしろ、30発くらい打たないと、割に合わなくなります。

 オスカー・ゴンザレスも含め、仮にこの3人が打線に入ってボコボコ打ち始めたら相当な破壊力ですよ。スタメンでなく代打で起用するという考え方もありますし、今後の起用法に注目しています。

ホセ・ウレーニャはボールに力がありますし、変化球のキレもいい。オリックスのエスピノーザと少し似ていて、エスピノーザよりも球種は少ないけど球威はある印象です。真っすぐやツーシームの平均球速が150キロを超えていますし、空振りが取れるスプリットとスライダーもある。まだ1勝ですが、勝てるピッチャーだと思います。

 楽天で10年目の宋家豪(ソン チャーホウ)は安定感がありますよね。特に中継ぎで10年というのは相当な試合数を投げているわけですし、信頼がなければ日本で10年もプレーできませんよ。

今年の楽天は面白い存在になると見ているのですが、その要素のひとつがリリーフ陣です。宋家豪のほか、藤平尚真、西垣雅矢、鈴木翔天、加治屋蓮らでうまく回していければ、接戦を拾っていけると思います」

<評価対象となった助っ人の成績>

(野)ボイト 18試合 打率.136 0本塁打 3打点 出塁率.212 OPS.399

(野)ゴンザレス 3試合 打率.125 0本塁打 0打点 出塁率.125 OPS.250

(New/野)マッカスカー 9試合 打率.143 0本塁打 5打点 出塁率.265 OPS.479

(New/投)ウレーニャ 5試合 1勝1敗 防御率3.96 QS率20.0

(投)宋家豪(ソン チャーホウ) 13試合 2勝0敗 2ホールド0セーブ 防御率1.80

(New/投)コントレラス 現時点で一軍での出場なし

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