検索

【プロ野球】星野伸之が注目するパ・リーグ若手左腕 オリックス曽谷龍平は「もっとピッチングの幅を」 (2ページ目)

  • 浜田哲男●取材・文 text by Hamada Tetsuo

【曽谷はキャリアハイの8勝も、見えた課題は?】

――次に星野さんの古巣オリックスのサウスポー、3年目の曽谷龍平投手についてお聞きします。今シーズンは21試合に登板しキャリアハイの8勝(8敗)を挙げましたが、昨シーズン2点台だった防御率は4.01に。シーズン終盤は制球が定まらないシーンも見受けられました。

星野 曽谷は、キャッチャーのサインにもっと首を振ってもいいんじゃないのかなと。首を振らないのか、振れないのかはわかりませんが、どの球種が自信のあるボールなのかが今ひとつわからないんです。明らかにストレートが抜けてしまっている時でも、サイン通りにストレートを続けていたり......。

 スライダーの曲がりがいいので、もしスライダーに自信があるのであれば、初球から大胆に真ん中に投げていくこともひとつの手です。配球をもう少し勉強したほうがいいかもしれません。例えば、ストレートが多くて疲れたのであれば、スライダーを多めに投げておいてからストレートをドンっと投げるとか。バッターに対して「今日はスライダーが多いよ」と思わせておいてのストレートはけっこう効くので。

――対右バッターであれば、インローにスライダーを見せるパターンも効果的でしょうか?

星野 そうですね。先ほどお話した松本は、右バッターに対してのインローのスライダーを打たれたとしても投げ続けたりしますし、そこが生命線なんでしょうね。ただ、インローのスライダーも、疲れてきた時は注意しなければいけません。

 疲れて腕の振りが悪くなると、ボールの回転数も少なくなるのであまり曲がらなくなります。右バッターにとっては入ってくるボールですし、曲がり方にキレがなければ簡単にさばかれてしまいます。

2 / 3

キーワード

このページのトップに戻る