【プロ野球】荒木雅博が太田椋・泉口友汰・宗山塁を徹底分析 「2000本安打を目指せる逸材」は? (2ページ目)
現在、セ・リーグ打撃2位の巨人・泉口友汰 photo by Koike Yoshihiroこの記事に関連する写真を見る
【打撃急成長で定位置獲得】
── 泉口友汰選手は、大阪桐蔭時代は根尾昂選手、藤原恭大選手たちの1学年上で、その後、青山学院大からNTT西日本に進み、2023年のドラフトで巨人から4位指名を受けました。
荒木 ルーキーイヤーの昨年、開幕戦に代打で出場したり、戸郷翔征投手がノーヒットノーランした試合(5月24日の阪神戦)では唯一の得点となるタイムリーを放ったり、さすが名門で育ってきた選手だなという印象はありました。
── ただ今季、門脇誠選手がショートのレギュラーを獲ると思っていたら、泉口選手が台頭し、9月終了時点でリーグ2位の打率を残しています。
荒木 本当、そうですよね。あれだけバッティングで結果を残すと、使わないわけにはいかないですからね。
── 泉口選手のバッティングですが、どのあたりがいいのでしょうか。
荒木 泉口選手のように、バットをひと握り短く持つ選手は少なくなってきました。泉口選手は短く持って、コンパクトに強く振りきっています。じつにシンプルに、インコースにボールが来たら体をクルッと回転して打ち、外角の球はそのまま逆らわずに打つ。バットコントロールがすばらしいですよね。
── 社会人出身2年目でしっかり結果を残しました。
荒木 巨人の内野には、岡本和真選手、坂本勇人選手ら、実績ある長距離打者がいる一方で、吉川尚輝選手や門脇誠選手といった中距離打者も揃っています。そのなかで自分がどうやってプロの世界で生き抜くかを考えた場合、泉口選手はシンプルな打撃で率を残すことを最優先に考えたのかもしれないですね。主力がケガで不在の間、立派に穴を埋めました。
── ショートの守備についてはどうですか。
荒木 堅実ですよ。結果的として11失策はリーグ最多ですが、及第点だと思います。巨人の遊撃手といえば、坂本勇人選手が長きにわたって君臨し、その後を任されるということでプレッシャーは大きいでしょうが、門脇選手と切磋琢磨しながら、さらなる実力を蓄えていってもらいたいですね。
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