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鍵谷陽平が明かす大谷翔平とコンビニに行った時の忘れられないひと言 誕生日にケーキをプレゼントしたら...  (3ページ目)

  • 市川光治(光スタジオ)●取材・文 text by Ichikawa Mitsuharu(Hikaru Studio)

2025年から日本ハムのスタッフとして活動する鍵谷陽平氏 photo by Hosono Shinji2025年から日本ハムのスタッフとして活動する鍵谷陽平氏 photo by Hosono Shinjiこの記事に関連する写真を見る── ドラフトで一緒に入団した時に、これほどの選手になるという想像はつきましたか?

鍵谷 栗山さん以外、誰も想像できないんじゃないですかね。もちろんすごい選手だし、すごくなるというのは誰もが想像していたと思うんですけど、やっていることが前例のないことなので......。誰もやったことないことをやるって、想像できないじゃないですか。ホームラン王やサイ・ヤング賞を獲るというのは、ギリギリ想像できるかもしれないですけど、「50−50」をやったり、ホームラン王を2回、MVPを3回獲るとか......だから、途中から想像するのをやめました。おこがましいというか、想像できる選手じゃない。だからシンプルに楽しんだほうがいいなと思って。

── ユニコーンですもんね。

鍵谷 すごいです。成長のスピードが異次元で。でも「圧倒的にフィジカルです」と、意外と考え方はシンプルなんですよね。今のこの情報が溢れる時代のなかで、いろいろやりたくなると思うのですが、翔平の考えはいつもシンプル。そういうところも含めてすごいなと思いますね。

── 引退セレモニーでは、大谷選手から「引退されるので少し悲しい」と言われていました。

鍵谷 びっくりしました。これからは同期としてというより、"いちファン"として翔平を応援したいと思います。

つづく>>


鍵谷陽平(かぎや・ようへい)/1990年9月23日、北海道亀田郡七飯町出身。北海高から中央大に進み、2012年ドラフト3位で日本ハムに入団。1年目から38試合に登板するなど、おもにリリーフとして活躍。17年にはシーズン60試合に登板した。19年シーズン途中から巨人に移籍。23年オフに戦力外通告を受けるも、古巣である日本ハムと育成契約を交わす。24年7月に支配下になるも一軍登板の機会がなく、9月に現役引退を発表。25年から日本ハムのチームスタッフとして活動する。妻は女優の青谷優衣

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