2021.01.22

140キロ超え4人にプロ注目の大型捕手。
名将率いる県岐阜商は全国制覇なるか

  • 大友良行●文 text by Ohtomo Yoshiyuki
  • photo by Ohtomo Yoshiyuki

県岐阜商の攻守の要であり主将の髙木翔斗 1年から試合に出場し、2年夏からは4番。昨年夏、大阪シティ信用金庫スタジアムでの大阪桐蔭との練習試合でプロ注目の左腕・松浦慶斗から2本塁打を放ち、ネット裏のスカウト陣を驚愕させた。

 攻守でチームを牽引する髙木について、鍛治舎監督はこう語る。

「体が強いし、ケガもない。性格も素直で、飲み込みも早く将来性があります。大舞台にも強く、これからどこまで伸びるのか本当に楽しみです」

 髙木への期待は指揮官だけじゃない。日本ハムの熊崎誠也スカウトも髙木について次のように語る。

「市和歌山の松川虎生と並ぶトップレベルの強肩捕手。よく九鬼隆平(ソフトバンク)と比較されますが、スキル、センスを磨き上げていけば彼を上回るでしょう。バッティングも単に打つだけじゃなく、チームバッティングもできる。追い込まれてから対応できるうまさがあります」

 その髙木だが、今回のキャンプでさらに自信がついたという。

「年末年始にあれだけ野球に打ち込んだのはウチだけだと思います。投手陣も140キロ超えが4人も出て、層が厚くなりました。投手陣としっかりコミュニケーションを取り、打者をしっかり観察してフルスイングさせない配球を心がけています。内容の濃いキャンプができて、チームのレベルは2ランクぐらいアップしたと思います。目標は全国制覇です」

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 鍛治舎監督も悲願の全国制覇に向けて、自信をのぞかせる。

「秀岳館(熊本)時代に3季連続甲子園ベスト4を果たしましたが、それに匹敵するチーム力はあると思います。全国で戦える力はあるので、あとは選手たちの自信を確信に変えてあげたい。全国制覇するためには"心技体+情報"が必要だと思っています。"技"は現在進行形で、"体"はもう完成しました。あとは"心"の部分をどうするか。情報は対戦校の分析になりますが、データをもとにどういった対策が練れるのか。いずれにしても、3月までに心技体の部分は完成させておきたいですね」