2020.11.06

井端弘和が語る名将・星野仙一と落合博満の違い、立浪和義との二遊間

  • 寺崎江月●取材・文 text by Terasaki Egetsu
  • photo by Sankei Visual

「イバらの道の野球論」 スペシャルver.
井端弘和が読者の質問に答える!前編

 現役時代、球史に残る名ショートとして中日や巨人で活躍し、引退後も解説者、コーチとして活動する井端弘和氏。そんな井端氏に対する質問をスポルティーバのツイッターで募り、それに一問一答形式で答えてもらった。

 前編は選手時代を中心に、守備に関する裏話、試合に臨むまでの準備、「星野・落合」という名将の違いについて語った。

2004年シーズン最終戦のウイニングボールを落合博満監督(右)に渡す井端(左)──井端さんは立浪和義さんとも二遊間を組んでいたことがありますが、荒木雅博さんと組んでいた時の違いはありましたか?(「テツ」さん・東京)

「一軍の試合に出始めた2000年から、僕がショート、立浪さんがセカンドで二遊間を組むことが増えていったんですけど、当初は"おんぶにだっこ"状態でした。でも翌年には、連係プレーなどについて『お前に任せるわ』と言ってもらえたんです。

 そうやって責任を持たせてもらったことが後に生きました。2001年シーズンの途中から立浪さんがサードに回り、荒木(雅博)がセカンドで起用されるようになるんですが、荒木に対して自分からスムーズにコミュニケーションを取ることができました」

──打つほうには波があると言いますが、守備はどうでしょうか?(「Connie」さん・神奈川県)

「スランプとは違うかもしれませんが、僕は月に1、2回ほど、試合前にノックを受けている時に『合わないな』と感じることがありました。原因はわからないので、若い時はイライラすることが多かったですね。これはレギュラーになってからですけど、キャンプなどで『バウンドが合わない』と感じた時はノックを4、5球でやめることもありましたよ。

 試合前の練習では合わないままだとダメなので、いろんなことを試しました。いつもより一歩下がって動き出しを速くしてみるとか、逆にスタートをあえて遅くしてみるとか。そういう積み重ねでいくつか対応策を用意することができました」