石川昂弥の可能性を中日OBが分析。「ナゴヤドームで40発狙ってほしい」 (2ページ目)

  • スポルティーバ●文 text by Sportiva
  • photo by Kyodo News

── デビュー戦を見て、課題はたくさんあったと思います。今後、どのように向き合い、どんな練習をすればいいでしょうか。

「試合に出る以上、相手投手の傾向やデータを頭に入れながら打席に立たなければいけません。高校時代のように、来たボールを打つだけでは結果は残せません。今後はそうした予習をしっかりしながら、自身のレベルアップもしていかなくてはいけません。

 そのためには、とにかく反復練習をすることだと思います。それを繰り返していけば自分の形ができあがりますし、結果もついてくる。なにより、プロ野球選手としての体力がついてくる。これから暑さが厳しくなりますし、体もへばってくる。その時にどれだけ練習を積めたかがこれからの財産になってきます。そのことも頭に入れながら頑張ってほしいですね」

── ドラゴンズOBとして、将来的にどんな選手になってほしいですか。

「最近のドラゴンズにはいないスケールの大きな選手になってほしいですね。そしていずれは、球界の4番を打つ選手になってほしいと思います。本拠地がナゴヤドームになってから、中日の日本人選手でホームランを40本以上打った選手はひとりもいません。だからこそ、石川には40本を目指してほしいですし、それだけの可能性を感じます。まだプロ生活はスタートしたばかりですが、プロ初打席で放った二塁打を自信にして、さらなる飛躍を期待したいですね」

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