ポポポ! あのポンセが台湾プロ野球でコーチに。日本進出はあるのか? (3ページ目)

  • 桜田進ノ介●文 text by Sakurada Shinnosuke


──YouTubeの「カルロス・ポンセ公式」チャンネルと、今回の台湾プロ野球でのコーチ就任は何か関連があるのでしょうか?

「それが大ありなのです。私は2019年の12月、ジョー・スー(Joe Hsu)氏と会って、今回のお話をいただきました。彼は台湾でMLBのベースボール交流プログラムを行なっている人物なのですが、そのジョーが私のYouTubeチャンネルを見て気に入ってくれたことが、声がかかった一因だったのです」

──へぇ〜。そんなことって、あるんですね!

「ジョーは、私が日本でプレーしていたことを知っており、Facebookを通じてコンタクトがありました。それから数週間後に電話で連絡があり、味全ドラゴンズの打撃コーチの仕事に興味があるかどうか打診がありました。彼はドラゴンズのスタッフではありませんが、チームとつながりがあったのです。そこから1週間後、正式に就任が決まりました」

──いまのチーム状況はどんな感じなのですか?

「チームはとても若く、選手たちは才能にあふれています。しかし、現時点では私たちはまだまだ時間がかかることを知っています。長い道のりになるでしょうね」

──今シーズン、ポンセさんはどのような指導を目指しているのでしょうか?

「私の役割は、メンタル的にもフィジカル的にも次のステップで活躍できるバッターを育てることです。いま私はベテラン選手よりも、主に若手選手への指導を行なっています。彼らの多くは、優れた変化球を持つピッチャーと対戦するときの対応をもっと知る必要があります」

──ポンセさんと同じ時代に巨人で活躍したウォーレン・クロマティ氏が巨人のアドバイザーに就任したことはご存じですか?

「はい! 今季からジャイアンツのアドバイザーになったことも、昨シーズンの途中からチームに帯同していたことも知っています」

──今でも交流はあるのでしょうか?

「いえ、残念ながら、彼と連絡は取り合っていません」

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