マシソンを「本物のプロ」にした
グリフィーJrとイチローの流儀 (5ページ目)
「私は、子どもの頃から海軍特殊部隊のようなスペシャルなものに魅了されるんです。シアトルにイチローが来て、彼の試合に臨む姿を見たときも感動しました。たまたまマリナーズの打撃練習を見る機会があったのですが、イチローは練習が始まる前からすでにグラウンドに出ていて、ひとり黙々とストレッチを行なっていました。その姿を見て『うわっ、これがプロの流儀なんだ』と衝撃を受けたんです。あの日から彼のキャリアに興味を持ち始めました」
いつかイチローと対戦したいと願うマシソンだが、ブルペンで黙々と準備をしながら出番を待つ彼の姿を見れば、もうひとりのスーパースターからどれだけ影響を受けたのかがわかるのだった。
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