巨人の守乱は井端コーチが治す。「全ポジションでGグラブ賞を!」
昨季、セ・リーグのチーム成績は2位でCSに進出したジャイアンツだが、守備面において、失策数85個の記録はリーグ5位に沈んでしまった(ワーストは阪神の97失策)。貧打のほうが真っ先に槍玉に挙げられたため指摘する声は少なかったが、優勝を逃した原因のひとつには守備の乱れもあったのではないだろうか。
そこで、自身7度のゴールデングラブ賞に輝いた実績を持つ井端弘和内野守備走塁コーチに、昨シーズンの反省と今シーズンの展望を直撃してみた。
昨季の守備について厳しい評価の井端弘和コーチ
──昨シーズンを振り返って、井端コーチの理想と現実のギャップを検証してみたとき、理想に近いプラス評価を与えられる点はありましたか?
井端 正直、ひとつもなかったですね。自分がやることじゃないので、100パーセント理想に近づけるというのは無理な話だとは思っていましたが......。実際は悔しいことばかりが先行してしまい、よかったことなどひとつもなかったです。
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