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ベイスターズの選手たちに
「初のCSを迎える心境」を聞いてみた (5ページ目)

  • 島村誠也●文 text by Shimamura Seiya
  • photo by Kyodo News

── 昨年の途中から中継ぎに転向され、今年は見事な投球でした。

「打たれることもありますが、気持ちを前面に自分のプレースタイルを100%出せるようになったと感じています。ピンチでの登板は、生きがいというか楽しみですよね。そういう場面で投げたかったという思いがずっとありましたので。アウトの重みを感じますし、流れが相手に傾きかけたり、完全に流れがいってしまうところを止めないといけない。やりがいがありますし、野球を楽しめています」

 過去、CSファーストステージを突破したのは、2位チームの8回に対して、3位チームは10回もある。田中は「ファーストステージは初戦を勝てば、あとひとつ取ればいいだけです。初戦に向けての気持ちの準備が大事。そこをしっかりと意識して入っていきたい」と力強く話した。

 横浜スタジアムでCSを戦うことは叶わなかったが、まだ日本シリーズで戦う可能性は残されている。まずは巨人とのCSファーストステージでどんな戦いを見せてくれるのか。ベイスターズの挑戦がまもなく始まろうとしている。

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