オリックス中島宏之「俺のショート」に懸ける思い (3ページ目)

  • 波佐間崇晃●文 text by Hazama Takaaki
  • photo by Kyodo News

 中島に対しては「その2つはクリアしている。あとはコンディション次第」と評価しつつも、開幕時のショートはあくまでオープン戦での各選手の状態を見ながら判断が下されるという。

 風岡コーチは「復帰を目指す安達はもちろん、他の選手を含めてレギュラー争いをすることがチームの底上げにつながる。ショートだけでなく、他の内野のポジションでも確約されている場所はない。ハイレベルな競争を見せて、良い意味で首脳陣を悩ませてほしい」と競争意識による相乗効果に期待を寄せる。

 2016年シーズンのチームキャッチフレーズは「俺のオリックス」。ポジションについても「俺の」と意気込む選手たちを、これからも見ることができそうだ。現チームは、内野手としてともにベストナイン、ゴールデングラブ賞の受賞歴がある福良淳一監督と西村徳文ヘッドコーチの体制であるだけに、開幕時の内野の布陣は特に注目したい。

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