2016.01.17

【12球団分析・日本ハム編】大谷にも影響。近藤健介は捕手で使うべきか

  • 石井祥一●文 text by Ishii Shoichi
  • 小池義弘●写真 photo by Koike Yoshihiro

プロ野球12球団、2016年の戦力分析(3)

 昨年2位でシーズンを終えたとはいえ、優勝したソフトバンクに12ゲーム差の独走を許し、クライマックス・シリーズ(CS)ファーストステージでは3位のロッテに敗れた日本ハム。それでも、FA市場には手を出さないという球団の方針は変わらず、このオフもドラフト以外で目立った戦力補強といえば、新外国人のクリス・マーティンとアンソニー・バースの両投手ぐらい。

昨シーズン、リーグ3位の打率.326をマークした近藤健介

 球団は両投手とも先発の適性ありと見ているようだが、203センチの長身を誇るマーティンは2012年に2Aで12試合に先発したのみ。一方のバースは、ここ2年はリリーフ登板のみだが、メジャーで通算18試合に先発した経験を持つ。おそらくバースが先発ローテーション候補、マーティンがセットアッパー候補として期待されていると見てよさそうだ。

 ともに150キロ前後のストレートとスライダーを得意とし、ゴロでアウトを重ねるタイプで、広い札幌ドーム向きの投手といえる。

 先発ローテーションは、昨季15勝5敗、防御率2.24、勝率.750で投手三冠を獲得した大谷翔平を筆頭に、11勝8敗の吉川光夫、10勝8敗のルイス・メンドーサの3人は磐石。4番手以降を新外国人のバース、昨年新人王の有原航平、上沢直之、中村勝、浦野博司、斎藤佑樹らが争うなど人材は豊富にいる。

 リリーフ陣も白村明弘が昨年50試合に登板し、防御率2.03と勝利の方程式に定着。増井浩俊が安定感のある投球で39セーブを挙げるなど、絶対的守護神へと成長した。