中田翔発案!? たこ焼きとカレーライスの組み合わせは美味いのか (3ページ目)

  • 長谷川晶一(12球団ファンクラブ評論家Ⓡ)●文・写真  text & photo by Hasegawa Shoichi

 当初は清田が猛打賞を達成した瞬間から発売開始だったけれど、それでは試合終盤での販売となり、ほとんどの観客はすでに食事を済ませてしまっていることだろう。ということで、多くのファンから「もっと早めに食べたい」と要望が殺到。急遽、上記のように内容変更したといういきさつが。

 選手の出身地と絡めて、絶妙な弁当となったのが韓国から来たイ・デウンプロデュースの「イデウン丼(900円)」だ。1日限定50食ではあるものの、慌てなくてもいつでも買えた(笑)。白米の上にキムチを敷き詰めて、そこに韓国のり、温泉玉子、さらにヒレカツ2枚がトッピングされていた。ヒレカツをキムチでくるみながら食べると、コチュジャンの辛さがより際立つ韓国テイストで、実においしかった。

 逆にイマイチだったのが、井上晴哉プロデュースの「井上晴哉満腹丼(1050円)」。店頭には「沖縄産アグー豚使用」と大々的に謳われていたので、てっきり「井上選手は沖縄出身だったのか」と思っていたら、ホームページを見ると、「井上選手の出身地・広島産レモンをギュッとしぼって召し上がり下さい」と書かれていた。なんだそれ、レモン推し?

「井上晴哉満腹丼」。ごはんとおかずの量のバランスがイマイチ「井上晴哉満腹丼」。ごはんとおかずの量のバランスがイマイチ

 さらに、ごはんの割に肉が少なく、肉とごはんの配分を間違えて食べたため、最後は白米が大量に余ってしまった。しかも、おかずらしいおかずは岩塩が振りかけられたアグー豚だけなので、単調な感じは否めず、ただただコスパの悪い弁当という印象しか残らない。蛇足ながら、球場販売価格は1050円なのに、球団公式ホームページでは980円と書かれている理由はよくわからない。

(つづく。次回は西武・楽天編

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