セ・パ交流戦開幕。新制度で得するチーム、損するチーム

  • 島村誠也●文 text by Shimamura Seiya
  • 小池義弘●写真 photo by Koike Yoshihiro

 プロ野球セ・パ交流戦が今日から開幕する。今年は、これまでの24試合制から18試合制に変更され、1カードの対戦も2試合から3試合になった。それに伴い、全チーム総当りのホーム&アウェーという概念もなくなった。はたして、この新制度がどんな影響をもたらすのだろうか。まずはベンチで采配を振るう首脳陣たちに聞いてみた。

交流戦連覇を目指す巨人・原辰徳監督交流戦連覇を目指す巨人・原辰徳監督

ヤクルト・真中満監督

「3試合制となったことで、ローテーションはシーズンと変わらなくなってくる。2試合制の時はエースを中心にローテーションを回していましたが、今年は5番手、6番手も大事になってきます。ホーム&アウェーがないことで、対戦相手のめぐり合わせ次第で成績に影響するかもしれませんね。あとは相手のローテが表なのか裏なのか。対戦は3試合のみなので、このめぐり合わせもポイントになるかもしれません。チームとしては、相手を意識してローテーションを変えることはないと思います」

日本ハム・栗山英樹監督

「過去のことは考えていません。18試合をどう取っていくのか、それだけを考えています。18試合の短いトーナメントだと思って、一戦必勝で戦っていく」

DeNA・進藤達哉ヘッドコーチ

「日程的には3連戦になったのでレギュラーシーズンと同じ感覚で消化できるのは楽です。2連戦だと空きが2日間あったりで、ピッチャーのローテーション編成が難しくなる部分があった。ただ、18試合とボリュームが少なくなった分、短期決戦となるので、対戦チームのローテーションに非常に影響される気はします」

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