楽天・松井稼頭央「選手寿命を延ばすために外野手になった」 (4ページ目)

  • 大塚光二●インタビュアー interview by Otsuka Koji スポルティーバ●構成 text by Sportiva
  • 牛島寿人●写真 photo by Ushijima Hisato

大塚 外野をやってよかった?

松井 そこに関しては『よかった』と断言できます。難しさもありますが、新鮮な気持ちで野球をさせてもらっていますから。毎日が楽しいですよ。

大塚 “新鮮”といえば、今年から大久保監督が楽天の指揮を執るようになったけど、開幕して1カ月が経ったけど、どんな印象を持っている?

松井 何より明るいですよね。勝っていても、負けていても、監督が大きな声を出して盛り上げてくれるので、ベンチが暗くなることはないです。それに選手との会話をすごく大事にしてくれるので、すごくいい雰囲気の中でやれています。

大塚 作戦面に関してはどう? 「目標、年間200盗塁」という超機動力野球が注目されているけど。

松井 選手に「意識を植え付ける」という意味ではすごくいいことだと思います。走らないよりも走れた方が絶対にいいですし、攻撃の幅も広がります。僕自身、入団した時から塁に出れば足でかき回すという野球を得意としてきたので、やりやすいですね。明確な目標があれば、選手は迷うことなくプレイできますし、それによってリズムも出てきます。

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