解説者がイチ押しする「2015年プロ野球、期待の7人」
プロ野球にはペナントレースを牽引する活躍を見せる選手や、次代のプロ野球界を担う若い選手が、毎年のように登場する。昨シーズンは山田哲人(ヤクルト)がリーグトップとなるシーズン193安打をマークして大ブレイクした。はたして今季も、ファンを魅了するパフォーマンスを見せてくれる選手はいるのだろうか。7人の解説者に「今季イチ押しの選手」を挙げてもらった。
今季はDeNAの4番として開幕からチームを牽引する筒香嘉智
田口壮氏(元オリックス、カージナルスほか)
「やはり今年は広島の黒田博樹(投手/右投右打)ですね。黒田が復帰したことによって、すでにいろんな影響が出ていると思うのですが、将来、アメリカに行きたい投手にとっては黒田のピッチングというのはすごく参考になると思います。黒田の投げるボールの軌道であったり、球数の少なさには驚いているはずです。いかにストライクゾーンで勝負することが大事かを示してくれています。
一方、将来メジャーに挑戦したい打者にとっても、黒田のピッチングはメジャー投手を攻略するヒントになります。メジャーで5年連続2ケタ勝利の投手が日本に来ることなんて、なかなかないですからね。黒田の日本球界復帰は、特に若い選手たちにとっては投手、野手問わず、いい影響をもたらすはずです」
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