2014.03.25

解説者アンケート「今年注目のルーキーはこの8人!」

  • 中島大輔●構成 text by Nakajima Daisuke
  • 小内慎司●写真 photo by Kouchi Shinji

 いよいよ今週末、2014年のプロ野球公式戦が開幕する。新シーズンの行方に大きく影響するのが、新人選手たちの活躍だ。果たして、高卒で開幕ローテーションの座を射止めた松井裕樹(楽天)、ロッテと巨人から1位指名を受けた石川歩(ロッテ)、大型右腕の大瀬良大地らは期待通りの成績を収めることができるのだろうか。7人の解説者に、注目する新人選手について語ってもらった。

多くの解説者が絶賛した楽天の高卒ルーキー・松井裕樹。

◎槙原寛己(元巨人)

松井裕樹(楽天・ドラフト1位)の魅力は、何より三振を取れること。間違いなく、球界を背負って立つ投手に成長すると思います。現時点で一番評価できるのは、怖さを知らない点です。しっかり腕を振って、ストレート、変化球を投げています。一軍の打者が相手でも、十分に通用する実力があると思います。不安があるとすれば、シーズンを経るにつれバッターが慣れてきて、ボール球を振ってくれなくなった場合にどんなピッチングができるのか。球種が多くないし、コントロールもそこまでよくないピッチャーですから。ただ1年目なので、結果を気にせず投げてほしい。バッターがいろいろな対処をしてくるなかで、どれだけ腕を振れるかに注目しています。セ・リーグで楽しみなのは、小林誠司(巨人・ドラフト1位)。とにかく肩が素晴らしいキャッチャーです。体の線は細いけど、バッティングもいいし、実戦向きの選手。阿部慎之助とはタイプが違いますが、うまく育てば、古田敦也(元ヤクルト)のような捕手になる素養があると思います」

◎山崎武司(元中日、オリックス、楽天)

松井裕樹は面白いと思います。アマチュアからプロになると、自分がそれまでに培ってきた投球術で投げられなくなるピッチャーもいますが、松井はいい意味で、鼻っ柱が強いまま投げられています。『打てるものなら打ってみろ』と怖いもの知らずで投げて、それがいい方向に出ています。壁にぶち当たる時期もくるかもしれませんが、自分の投球で突き進んでほしい。あと、春季キャンプでいい選手だと思ったのは、外野手の関根大気(横浜DeNA・ドラフト5位)。高卒1年目とは思えないスイングをしていました。あれだけのスイングは、振り込めばできるというものではありません。バッターとして、確かな才能を持った選手です。高卒であれだけ振れるので、いまから将来を楽しみにしています」