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イチローの隠れた大記録なるか。
あと296でメジャー28人目の快挙 (5ページ目)

  • 福島良一●解説 analysis by Fukushima Yoshikazu
  • photo by AFLO

 そして最後は、デトロイト・タイガースのクローザーを務めるフランシスコ・ロドリゲスを紹介しましょう。「K・ロッド」の愛称で親しまれる35歳の剛腕は、あと15セーブで史上4人目の通算450セーブを達成します。過去にこの大台まで到達したのは、マリアノ・リベラ、トレバー・ホフマン、リー・スミスの3人だけです。

 記録を達成したときに注目してほしいのは、彼の代名詞ともいうべき奪三振の数でしょう。現在1125奪三振をマークしており、このままのペースで通算450セーブを達成すると、ホフマンの1133奪三振、リベラの1170奪三振を上回る可能性があります。

 一度は中継ぎに回るなど、選手生命も終わりに近づいたかと思われましたが、ここ数年で見事に息を吹き返しました。メジャー16年目の2017年は、K・ロッドにとって忘れられないシーズンになるのではないでしょうか。

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著者プロフィール

  • 福島良一

    福島良一 (ふくしま・よしかず)

    1956年生まれ。千葉県出身。高校2年で渡米して以来、毎年現地でメジャーリーグを観戦し、中央大学卒業後、フリーのスポーツライターに。これまで日刊スポーツ、共同通信社などへの執筆や、NHKのメジャーリーグ中継の解説などで活躍。主な著書に『大リーグ物語』(講談社)、『大リーグ雑学ノート』(ダイヤモンド社)など。■ツイッター(twitter.com/YoshFukushima

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