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グリエルも参戦。アストロズ青木宣親、
ポジション争いのライバルは? (4ページ目)

  • 福島良一●解説 analysis by Fukushima Yoshikazu
  • photo by Getty Images

 たとえば、昨年チーム1位の32本塁打をマークしたエバン・ギャティスというキャッチャーをDHで起用することになれば、本来DHのベルトランがレフトに入る可能性もあります。また、昨年チームナンバー1のプロスペクト(若手有望株)だった23歳のA.J.リードがファーストのポジションを奪うことになれば、今度は一塁のレギュラー候補だったユリエスキ・グリエルがレフトに回るかもしれません。

 今シーズンのレフト候補は青木選手のほかに、前述のマリスニック、メジャー3年目のプレストン・タッカー、そして昨年デビューしたトニー・ケンプとトスカー・ヘルナンデスがいます。ただ、上記のとおり、ベルトランやグリエルも青木選手のライバルと言えるでしょう。ケンプやヘルナンデスといった若手との争いには勝てる可能性が高いと思いますが、ベルトランら大物プレーヤーが最大のライバルになると思います。

 青木選手は5年続けて違う球団を渡り歩いてきましたが、今年はこれまでで一番激しいポジション争いを強いられるのではないでしょうか。しかしながら、三振が少なく、バットコントロールに優れ、高い出塁率を誇っているのが青木選手の大きな魅力です。他のライバルにはないタイプなので、この武器を生かして持ち味を最大限に出せれば、アストロズというチームにフィットするでしょう。

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