2013.05.22

ブルージェイズ川﨑宗則、ただ今スペイン語を猛特訓中

  • 笹田幸嗣●文 text by Sasada Koji
  • photo by Getty Images

チームメイトと積極的にコミュニケーションを図る川﨑宗則 トロント・ブルージェイズ川﨑宗則の球場入りは早い。例えば、本拠地ロジャースセンターは、報道陣がクラブハウスへの入室を許されるのは試合開始3時間40分前が基本だが、その時点でTシャツに短パン姿の川崎はすでにびっしょり汗をかいている。

「ホテルにいても何もすることがないから」

 確かに、マイナー契約からシーズン途中にメジャー昇格を果たした川﨑は、本拠地で試合がある時でも球場に隣接しているホテルに宿泊している。だが、彼の球場入りが早いのはシアトルにいた頃から同じだ。その頃は家族とともに居を構えていたが、早々に球場入りし、たっぷりと準備の時間をとる。これは川﨑のルーティンと言っていい。

 川﨑の準備は、ストレッチ・ポールを使った入念なストレッチから始まる。ホームでもビジターでもたっぷりと時間をかける。これは兄貴と慕うイチローとまったく同じスタイルだ。そして川﨑の場合は、ストレッチだけでなく体幹トレーニングも併せて行なう。だから、早い時間から汗びっしょりとなる。それからケージに移動し打ち込みをするのだが、これが川﨑の主な試合前の流れだ。

「オレ、ここでは友達はいないんだけど、みんなすごく良くしてくれる。親切な仲間がいて、本当にありがたい」

 ブルージェイズの野手陣はスペイン語を話す選手が非常に多い。川﨑とともに二遊間を守るエミリオ・ボニファシオはドミニカ人で、マイサー・イズトゥリスはベネズエラ人。その他にも、ブルージェイズの主力打者はスペイン語を話す中南米出身の選手が大半を占める。