【MLB】松井秀喜の新天地はヤンキースではなくレイズ!?

  • 福島良一●解説 analysis by Fukushima Yoshikazu
  • photo by AFLO

松井秀喜は今年、どのチームのユニフォームを着るのか松井秀喜は今年、どのチームのユニフォームを着るのか 昨年から動きのにぶい今オフのFA市場ですが、特に指名打者のポジションは、今年に入っても停滞しています。DH専任を置くチームがますます減っていることも影響しているのですが、すでにDHで移籍先が決まったのは、昨年12月にボストン・レッドソックスと再契約したデビッド・オルティス(打率.309・本塁打29・打点95)のみ。ボルチモア・オリオールズからFAとなったブラディミール・ゲレーロ(打率.290・本塁打13・打点63)や、タンパベイ・レイズからFAとなったジョニー・デイモン(打率.261・本塁打16・打点73)も、みな未契約のままです。

 そんななか、同じくDHでまだ移籍先の決まっていない松井秀喜選手(打率.251・本塁打12・打点72)はどうなるのか。まず、残留の可能性ですが、サンノゼへの本拠地移転問題がチーム編成にも大きく影響しているオークランド・アスレチックスは、今オフ、主力選手を次々と放出。もはや解体の危機にあると言っていいでしょう。このままだと、今年はシアトル・マリナーズに抜かれてア・リーグ西地区最下位に転落し、昨年、30球団中最低の観客動員数だった約147万人がさらに落ち込む可能性もあります。現在、アスレチックスは松井選手についてコメントを控えているので、ひょっとすると再契約の意思があるのかもしれませんが、優勝できるチームを望む松井選手のことを考えると、今の段階では残留よりも新天地への移籍のほうがふさわしい選択ではないかと思います。

 そこで松井選手の移籍先を考えてみたところ、最も有力と思われるのがレイズです。レイズはアスレチックス同様に人気がなく、低予算のチームでありながら、2008年にア・リーグ初優勝を飾って以来、ここ4年間で地区優勝が2回、そしてワイルドカードによるプレイオフ進出が1回。東地区でニューヨーク・ヤンキース、レッドソックスの2強に割って入るほど、実力を伸ばしているチームです。

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プロフィール

  • 福島良一

    福島良一 (ふくしま・よしかず)

    1956年生まれ。千葉県出身。高校2年で渡米して以来、毎年現地でメジャーリーグを観戦し、中央大学卒業後、フリーのスポーツライターに。これまで日刊スポーツ、共同通信社などへの執筆や、NHKのメジャーリーグ中継の解説などで活躍。主な著書に『大リーグ物語』(講談社)、『大リーグ雑学ノート』(ダイヤモンド社)など。■ツイッター(twitter.com/YoshFukushima

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