【ドラフト2026】都立から唯一のプロ志望届提出 最速148キロの雪谷・松岡史穏が挑む12年ぶりの快挙 (4ページ目)
プロ野球選手になるという夢を捨てなかったこと。投手というポジションにこだわり続けたこと。そして、日々の努力を球速という目に見える成長につなげてきたこと。思いどおりにいかない時期も、松岡は自分の可能性を疑わなかった。強い意志と野球への情熱があったからこそ、これまで歩んできた道のりに確かな自信を持っているのだろう。
そもそも、なぜそこまで投手にこだわるのか。そう尋ねると、松岡は屈託なく笑った。
「けっこう欲が強めで、目立ちたいっていうのがあります」
人のよさそうな笑顔とは裏腹に、内に秘めているのは強烈な負けん気と目立ちたいという欲。その姿は、西山監督が評する「根っからの野球小僧」そのものだった。
これまで都立高校から大学や社会人を経ず、直接ドラフト指名を受けた選手は、横川雄介(日野→巨人)、高江洲拓哉(府中工業→中日)、鈴木優(雪谷→オリックス)の3人しかいない。松岡が指名されれば、都立高校から12年ぶり、史上4人目の快挙となる。
はたして、運命のドラフト会議で「松岡史穏」の名前は呼ばれるのか。雪谷OBでもある筆者は、その瞬間を心待ちにしている。
著者プロフィール
杉田純 (すぎた・じゅん)
1996年生まれ、東京都出身。大学卒業後、金融機関勤務を経てボートレース専門紙「ファイティングボートガイド」の記者に転身。現在はボートレース取材の傍ら、野球の記事執筆も手掛け、12球団合同トライアウトは22年から3年連続で取材。目標はこの欄で紹介できるような著書を書けるようになることと、舟券の年間回収率100%超え
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