山本昌が解説するセンバツで光った10人の好投手 「早い段階にプロで活躍できる」「こんなサウスポーがいたのか」と絶賛したのは? (9ページ目)

  • 菊地高弘●文 text by Kikuchi Takahiro
  • photo by Ohtomo Yoshiyuki

190センチ、105キロの巨漢投手、東海大菅生の日當直喜190センチ、105キロの巨漢投手、東海大菅生の日當直喜この記事に関連する写真を見る

日當直喜(東海大菅生/190センチ・105キロ/右投右打)

フォークを自在に操る投手だと聞きましたが、いかにもフォークが落ちそうな上から投げられるフォームですね。ストレートも150キロ近い球速があり、恵まれた体格でパワーがあると感じます。ただ、体重移動で勢いをつけるため、上体をあおって投げているように見えます。左肩を上げるようにあおるアクションがある分、移動距離がとれていないんです。左の肩甲骨がホーム方向により移動できるようになれば、もっと伸びのあるストレートが投げられて、コントロールも安定するはず。ストレートが進化すれば、ますます評価が高まる投手でしょう。

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