松坂大輔、筒香嘉智ら...横浜高校歴代ベストナインを名参謀・小倉清一郎が選出。「化け物だと思った唯一の人物」は? (2ページ目)

  • 水道博●文 text by Suido Hiroshi
  • photo by Nikkan sports

愛甲猛とともに1年夏から甲子園出場を果たした安西健二愛甲猛とともに1年夏から甲子園出場を果たした安西健二この記事に関連する写真を見るセカンド:安西健二(元巨人)

 セカンドは愛甲とともに1年生から甲子園の土を踏んだ安西健二だ。身長166センチと小柄な選手だったが、俊足・巧打の1番打者として活躍してくれた。甲子園でホームランを放つなどパンチ力もあり、センスに溢れた選手だった。プロ(巨人)では結果を残せなかったが、セカンドは安西がナンバーワンだ。

サード:後藤武敏(元西武ほか)

 横浜からドラフト1位で指名された紀田彰一もいい選手だったが、高校時代のイメージは控えめだった。長打力と勝負強さで後藤武敏を選びたい。高校1年からベンチ入りしただけあって、素質のよさが光っていた。高校3年の時は腰のケガもあったが、甲子園春夏連覇に貢献。進学した法政大では三冠王を獲ったように、バッティングが魅力の選手だった。

ショート:阿部真宏(元近鉄ほか)

 横浜のショートは、プロには進まなかったが超高校級の選手が何人もいた。たとえば、平馬淳や松本幸一郎などがそうだ。彼らも忘れられないプレーヤーだった。ただ、高校時代の活躍なら阿部真宏が一番だ。スラッガータイプではなかったが勝負強く、守備も安定感があり、頼りになる選手だった。

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