153キロ右腕、忍者、鳥谷敬の再来...大学野球選手権で見逃せないドラフト候補たち (3ページ目)

  • 菊地高弘●文 text by Kikuchi Takahiro
  • photo by Ohtomo Yoshiyuki

今春の東京六大学リーグ戦で首位打者を獲得した明治大・宗山塁今春の東京六大学リーグ戦で首位打者を獲得した明治大・宗山塁この記事に関連する写真を見る 明治大は3年生以下も人材豊富だ。大学1年時から名門の遊撃レギュラーをつかみ、2年春の今春は打率.429で首位打者を獲得した宗山塁(明治大)。その絵になる攻守は早くも「鳥谷敬(元阪神ほか)の再来」の声もあるほどだ。長打力がありながら、今春リーグ5盗塁と動ける3年生の強打者・上田希由翔も主軸を務める。明治大は大会2日目に神奈川大と流通経済大の勝者と対戦する。

 外野手では今春の仙台六大学リーグで打率.550、4本塁打、14打点と三冠王を獲得した杉澤龍(東北福祉大)が楽しみ。3年生では強打とスピードを兼ね備えた天井一輝(亜細亜大)、2年生では広角に力強い打球を放つ右打者の渡部聖弥(大阪商業大)もチェックしたい。

 高校野球ほどの注目度はないものの、ハイレベルでドラマ性に富んだ大学野球は一度はまれば病みつきになる。ぜひ神宮球場や東京ドームに足を運んでみてほしい。

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