山本昌が夏の甲子園12人の好投手を診断。「全国で一番打ちづらい」と絶賛したのは? (4ページ目)

  • 菊地高弘●文 text by Kikuchi Takahiro
  • photo by Ohtomo Yoshiyuki

明豊戦で11奪三振、完封勝利を挙げた専大松戸の深沢鳳介明豊戦で11奪三振、完封勝利を挙げた専大松戸の深沢鳳介この記事に関連する写真を見る深沢鳳介(専大松戸/177センチ・75キロ/右投右打)

 春のセンバツでも目を引きましたが、サイド気味の角度からこれだけイキのいいボールを投げられる投手は希少です。あらためて、専大松戸はサイドスローやアンダースローの投手を育成するのがうまいなと感じました。深沢くんはストレートの球速も出てきましたし、体ができてくればさらに速くなるはず。あとは緩い球種がひとつでも覚えられたら、投球の幅が広がります。また、左肩の開きが早くなるとシュート回転が強くなる傾向もあるので、これから改善できるといいですね。いずれは又吉克樹くん(中日)のような投手になるイメージが湧いてきます。

4 / 12

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る