2020.05.02

済美の「オヨヨドォ~ス!」に大苦戦。
芸人ティモンディが「野球留学」を語る

  • 菊地高弘●文 text by Kikuchi Takahiro
  • photo by Kikuchi Takahiro

――愛媛は松山商や今治西など、公立高校が人気という土壌があると思います。私学の済美でプレーしていて、息苦しさを感じたことはなかったですか?

前田 当時の上甲正典監督(故人)がよく言っていたのは、「私学の場合は審判の判定が”からく”なることがどうしてもある。でも、周りの環境が悪くなったとしても、そこを見越して自分たちの実力で勝てるようにならないといけないよ」ということでした。でも、僕自身は気になったことはないですね。(高岸に向かって)「アウェーだ」って感じたことはないよね?

高岸 まったくない! みんな愛媛のチームですから。愛媛全体が、1チームでトーナメントやっているのと一緒ですから!

――……すみません、私の理解が追いつかないので、もう一度説明してもらってもいいですか?

高岸 みんなワンチームですから!

――愛媛のチームという時点で。

高岸 そうです! 愛媛の仲間たちが切磋琢磨して戦うのですから。だから僕は、アウェーだなんて感じたことはまったくなかったです。

前田 もしかしたら見ている方は「地元の公立高校に勝ってほしい」という思いがあったかもしれません。でも、「環境を人のせいにしたらいけない」ということは監督の教えだったので。

――露骨にイヤな思いをしたり、不利だと感じたことはなかったと。

前田 僕らの場合、周りがどうこうという以前に監督がすごい人だったので(笑)。「まずは監督が求める野球ができるようになろう」という思いが先にありました。だから「ヒザから下のボールを振らないようにしよう」とか、監督さんの指示に集中していて、審判の判定がどうとか感じたことはなかったです。