101回大会展望。強打の東海大相模、奥川擁する星稜、近畿勢らが軸 (3ページ目)

  • 田尻賢誉●文 text by Tajiri Masatakaphoto by Ohtomo Yoshiyuki
  • photo by Ohtomo Yoshiyuki

 このほかには、センバツ準優勝の習志野(千葉)も注目校のひとつ。春は継投で勝ち上がったが、この夏は右腕の飯塚脩人(しゅうと)、左腕・山内翔太が完投するスタイルで春夏連続出場を果たした。レギュラーのうち2年生が5人を占めるチームだけに、勢いに乗れば春の再現も期待できる。

 またチーム打率.432の強打で埼玉大会を危なげなく勝ち上がった花咲徳栄も力がある。ドラフト候補の韮雄也、昨夏に1年生ながら大砲として注目された井上朋也らが並ぶ打線に加え、エースの中津原隼太は左のサイドハンドと、実力ある個性派が揃う。

 2011年以降、夏の甲子園は関東勢(日大三、前橋育英、東海大相模、作新学院、花咲徳栄)と大阪桐蔭(3度)しか深紅の優勝旗を手にしていない。はたして、令和初の王者に輝くのはどのチームか。101回目の夏は8月6日に開幕する。

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