山﨑武司が100回大会の強打者を分析。プロ同等の技術を持つのは? (9ページ目)

  • 菊地高弘●文 text by Kikuchi Takahiro
  • 岡沢克郎、大友良行●写真 photo by Okazawa Katsuro、Ohtomo Yoshiyuki

主砲としてチームを春夏通じて初の甲子園へと導いた折尾愛真の義弥主砲としてチームを春夏通じて初の甲子園へと導いた折尾愛真の義弥松井義弥(折尾愛真3年/191cm・88kg/右投左打/三塁手)

まず191センチ88キロの大きな体が目に留まります。体が大きいからといって、タイミングの取り方も大きいわけではないし、滑らかに打てるシーンも目にしました。これから高いレベルに挑戦するには、「上半身と下半身のバランス」という課題に向き合う必要があるでしょう。手足が長い打者は、バットとボールが当たるまでの距離が人よりも長くなり、うまく使いこなせないことが多いんです。その上であえて難しい注文をつけるとすれば、トップをもっと深くとってほしい。飛ばせる能力があるのですから、今はまだ引きが甘く感じられます。

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