原辰徳を超えたスラッガーが語る「東海大相模の4番を打つということ」 (4ページ目)

  • 高橋博之●文 text by Takahashi Hiroyuki
  • 大友良行●写真 photo by Ohtomo Yoshiyuki

 65本塁打という数字についても、特に意識はしていないと森下は言う。

「やるからには一番になりたいというのはあります。でも、本塁打の本数はあとになってから知ったぐらいですし、別に一番じゃなくてもいいかなと......。それよりも勝ちたい。すべての試合で勝ちたいです」

 求めているのは優勝だけ。それしかない。

「主将の小松(勇輝)がチームの支柱で、山田(拓也)が守備の軸、僕が打撃の軸。この3人が芯となって戦うのが今年の相模のスタイルです。甲子園でもみんなが打ってほしいと思う場面で結果を出し、先頭になってチームを引っ張っていきます」

 ようやくたどり着いた甲子園。その大舞台で森下はどんな活躍を見せてくれるのだろうか。センバツが待ちきれない。

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