甲子園開幕。この夏の注目校&注目選手、一挙紹介! (3ページ目)

  • 田尻賢誉●文 text by Tajiri Masataka
  • 岡沢克郎●写真 photo by Okazawa Katsuro

 また、初出場ながら注目を集めているのが、大阪桐蔭を破った大阪偕星学園。チーム打率.379の強力打線に加え、光田悠哉(3年/左投左打)、姫野優也(3年/右投右打)の二枚看板が安定。大阪大会で次々と強豪校を破った勢いを甲子園に持ち込みたい。

 同じく近畿勢では、天理(奈良)と智弁和歌山も虎視眈々と上位進出を狙っている。天理は主砲の坂口漠弥(3年/一塁手/右投右打)と、俊足好打の舩曵海(3年/外野手/右投左打)のプロ注目の打者を抱えている。

 一方、智弁和歌山は左腕の斎藤祐太(3年/左投左打)が安定感を増し、野手も昨年春のセンバツで本塁打を放った山本龍河(3年/外野手/右投左打)と、身長184センチ、体重98キロのがっちりした体躯から強烈な打球を放つ春野航輝(3年/一塁手/右投右打)らを中心に破壊力がある。監督として甲子園歴代最多となる63勝を挙げている名将・高嶋仁監督の采配にも注目だ。

 春夏連覇以来5年ぶりの登場となる興南(沖縄)は優勝投手・島袋洋奨(現ソフトバンク)を彷彿とさせる2年生トルネード左腕・比屋根雅也(2年/左投左打)を中心にまとまる。3月には沖縄遠征にやってきたセンバツ出場校をことごとく撃破しており、波に乗ると怖い存在だ。

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