【自転車】開幕戦を制したTeamUKYO。その勝因は? (5ページ目)
だが、その一方で土井は、「開幕戦の勝利は嬉しいけれど、クリテリウムとロードレースはまた違うし、チームもまだ課題はあると思う。今後も気持ちを引き締めて取り組みたいと思います」とも話す。
次のレースは、3月22日から26日まで行なわれるツール・ド・台湾。UCIアジアツアーのクラス1に分類されるステージレースだ。このレースに、TeamUKYOは土井、窪木、グアルディオラ、プジョル、ウルタスンという陣容で臨む。
昨年以上に充実したチーム力を蓄えつつある彼らが、アジアの強豪たちの中で果たしてどのようなパフォーマンスを発揮するのか。Jプロツアー初戦の戦いぶりを見る限りでは、期待をしてもよさそうだ。
著者プロフィール
片山右京 (かたやま・うきょう)
1963年5月29日生まれ、神奈川県相模原市出身。1983年にFJ1600シリーズでレースデビューを果たし、1985年には全日本F3にステップアップ。1991年に全日本F3000シリーズチャンピオンとなる。その実績が認められて1992年、ラルースチームから日本人3人目のF1レギュラードライバーとして参戦。1993年にはティレルに移籍し、1994年の開幕戦ブラジルGPで5位に入賞して初ポイントを獲得。F1では1997年まで活動し、その後、ル・マン24時間耐久レースなどに参戦。一方、登山は幼いころから勤しんでおり、F1引退後はライフワークとして活動。キリマンジャロなど世界の名だたる山を登頂している。自転車はロードレースの選手として参加し始め、現在は自身の運営する「TeamUKYO」でチーム監督を務めている。
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