2018.04.17

【新車のツボ145】トヨタ・ハイラックス、
これが本当のトヨタ世界基準!

  • 佐野弘宗●取材・文・写真 text&photo by Sano Hiromune

 このトヨタ・ハイラックスのように、ボンネットがついた乗用車風のトラックは「ピックアップ(トラック)」と呼ばれる。この種のピックアップはアジアや南米、中東などの新興国では、まさに”クルマの定番”というべき売れ筋商品の筆頭である。

 十数年前までは日本でも国産ピックアップがいくつも生産・販売されており、本来の仕事グルマ需要はもちろん、気合いの入ったアウトドア趣味グルマでもあった。しかし、その後の日本市場は急激にエコカー偏重主義へと変貌していって、その結果、日本メーカーのピックアップは海外生産、あるいは生産終了へと追い込まれていったのだ。

 13年ぶりに国内市場に復活したハイラックスはもちろんトヨタ車ではあるが、今はタイ工場で生産される輸入車でもある。

 ハイラックスは2004年の6代目終了とともに国内生産から撤退。この最新型ハイラックスは通算8代目にあたるのだが、04年に日本の生産設備を受け継いだタイ工場を中心に今は世界6拠点で生産されて、140カ国以上で販売されている。

 ハイラックスはつまり、「これまで13年間も販売がストップしていた日本こそが、世界の仲間はずれ?」といえるくらいの超グローバル人気商品なのだ。また、今回のハイラックス復活の背景には「日本で売っていた当時から乗り続けているお客さん(個人客だけでなく法人ユーザーも)が、いよいよ買い替えたがっている」という切実な理由もあるらしい。