宮司愛海アナが語る北京五輪。厳戒態勢で選手に感じた「ふだんどおりのパフォーマンスを発揮することの難しさ」
宮司愛海連載:『Manami Memo』第31回
フジテレビの人気スポーツ・ニュース番組『S-PARK』とweb Sportivaのコラボ企画として始まった宮司愛海アナの連載『Manami Memo』。第31回は、北京オリンピックについて。印象に残ったシーンや約3週間にわたる北京での生活のことなどを振り返ってもらいました。
※ ※ ※ ※
北京オリンピックの取材、中継から帰って来ました!
冬季五輪では過去最多、18個のメダルを獲得した今大会の日本。
フィギュアスケート団体の銅メダルや羽生結弦選手の4回転アクセル挑戦、スキージャンプ・ノーマルヒル小林陵侑選手の金メダル、カーリング女子日本代表ロコ・ソラーレ涙の銀メダルなどなど......心に残る場面はたくさんありますが、個人的に最も印象に残っているのはスノーボード男子ハーフパイプ・平野歩夢選手の金メダルです。
3本滑る決勝の2本目、完璧な滑りを見せるも得点が伸びず、悔しさを抱え臨んだ3本目で圧巻の滑り。しびれました。
金メダル獲得会見で「自分だけのルーティンを見せられた」と話す姿に、世界で平野選手たった1人しか大会で成功させていない技『トリプルコーク1440』へのこだわりと、スタイルを貫く強さ、カッコよさを感じました。
さて、今大会は「ゼロコロナ」を掲げる中国のもとバブル方式で行なわれ、選手や関係者の方々はもちろん、取材者に対しても厳しいルールが設けられていました。
今回は、そんな厳戒態勢のなか開催された北京オリンピックの裏側についてお話ししたいと思います。
1 / 4