宮司愛海と竹下陽平のゴルフ対談。男子ツアーは「ニューヒーロー」に期待 (4ページ目)
宮司 今年、竹下さんが注目している選手はいますか?
竹下 やっぱり、石川遼選手かな。
宮司 今年29歳。昨年はある意味、復活のシーズンだったと思いますし、今季はさらなる活躍が期待されます。竹下さんは石川選手もずっとご覧になってきたと思うのですが、どう見ていますか。
竹下 石川選手については、アマチュアでのツアー優勝(2007年マンシングウェアオープンKSBカップ)は見ていないのですが、その年のフジサンケイクラシックに出てくれているんですよね。
宮司 そうだったんですね。
竹下 以降、「今の自分の力を計るには、富士桜という(難しい)コースは絶好の舞台です」と言っていて、今年も同舞台でのプレーを楽しみにしているそうです。ということは、それだけ、調子がいいんだと思います。必ず優勝争いに絡んでくるでしょう。
宮司 その他、注目している選手はいますか。
竹下 宮里優作選手ですね、宮里藍さんのお兄さん。昨年は欧州ツアーを主戦場としてきたのですが、今年は日本に戻って、久しぶりにフジサンケイクラシックにも出てくれる。ヨーロッパで、どういう技を身につけて帰ってきたのか、見どころのひとつだと思います。
宮司 女子は渋野日向子選手をはじめ、笹生優花選手など新しいヒロインが出てきて、世代ごとに盛り上がっている感じがあるのですが、男子の若手はどうですか?
竹下 がんばれ、若手! ですね。ただ、徐々に20代の選手もがんばり始めているとは思います。
宮司 石川選手、松山英樹選手というところが牽引するなかで、次の世代がどんどんがんばっていかないと。
竹下 そうだね、さすがスポーツキャスター。まさにおっしゃるとおりで、石川、松山両選手に続く次の世代のスターが現れて、彼らと戦って勝つっていう選手が出てこないと。そうでないと、男子ゴルフは盛り上がっていかないと思います。
宮司 それがフジサンケイクラシックで見られるかもしれない、と。
竹下 そう。そこであとひとり、若手の注目選手を挙げたいんですけど......。
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